不動産経済研究所の予測によると、2016年は首都圏でマンション販売が前年比6.3%増えて4.3万戸が見込まれる。2015年は価格上昇の影響もあり2年連続の減少となったが、今年は神奈川県や千葉県で大幅な増加を予測。2017年4月に予定されている消費税増税の影響で駆け込み需要が予測され、販売増加につながりそうだ。平均価格は上昇しているが、建築コストアップは一服するとみられる。
近畿圏の販売戸数は2万戸を予測しており、前年比5.7%増と3年ぶりに2万戸台に回復の見込みだ。大阪市でタワーマンションが増えるほか、北摂エリアや神戸市などで大規模物件の販売が活発化すると予測する。地価上昇の影響もあり、価格は引き続きアップしそうだという。
価格の動きは気になるが、首都圏・近畿圏とも販売戸数の増加で、希望のマンションが選びやすい状況になりそうだ。
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