川崎市の人口が150万人を突破するなど、大都市で人口増加の動きが目立つ。先の国勢調査では、川崎市、さいたま市、横浜市などの大都市が人口増加数の上位に並んだ。また、さいたま市も3%台の高い増加率となったほか、戸田市は10%以上増加して全国の市町村のなかで7位の増加率となっている。マンション建設が活発なエリアで子育て世代の流入が増えているようだ。
大都市の人口増加数ランキング(2010年~2015年) 出典:平成27年国勢調査
※1 東京23区はまとめて1市として扱った
※増加数が同数でランキングが異なるのは実数に差があるため
※小数点以下四捨五入
Q.マンションの開発が人口増に影響してるの?
A.子育て世代が多く入居しているのじゃ
スマイカ:「人口減少傾向のなかで、人口が増えている街もあるんだね」
ジュータコ:「神奈川県川崎市では今年4月に人口が150万人突破したが、子育て世代などがマンションを購入するケースが多かったようじゃ」
スマイカ:「武蔵小杉駅周辺などでタワー物件の分譲が活発だからね」
ジュータコ:「東京23区でも、千代田区や中央区、港区などマンション開発が盛んな都心部で人口が増えておる」
Q.戸田市や流山市も若い人が増えているの?
A.通勤利便性の向上や子育て支援策も影響大じゃ
スマイカ:「埼玉県戸田市は5年間で1割以上、千葉県流山市も6%以上人口が増えているね」
ジュータコ:「どちらも都心への通勤が便利だし、行政が子育て支援に力を入れているのじゃ」
スマイカ:「どんな支援があるの?」
ジュータコ:「戸田市では一時預かりやショートステイ、流山市では市が駅前から保育園までバスで送迎してくれる送迎保育ステーションなどが特徴的じゃ」
スマイカ:「人口が増える街は将来性も期待できそうだね」