住宅金融支援機構が住宅ローンを借り換えた人を調査したところ、ローンを借りてから借り換えるまでの経過年数は5年以下と早めに実行した人が最も多く、全体の半数近くに上った。借り換えによる金利の変化では、0.5%~1.0%低下した人が21.6%と多く、1.0%~2.0%低下した人も2割を超えている。また借り換えで返済期間が短縮した人は6割を超え、5年以下の短縮が約3割だった。
借り換えで毎月返済額が減った人は66.0%に上り、5000円~1万円減少した人が21.2%と多かった。2万円超減少した人も13.9%におよぶ。減った分の使い道は、生活費が4割弱と最も多く、貯蓄が3割強でそれに次いでいる。
超低金利の今は過去に住宅ローンを借りた人にとって借り換えのチャンスだが、費用が数十万円かかることが多い。メリットだけでなくコストも確認が必要だ。