森記念財団都市戦略研究所が「世界の都市総合力ランキング2015年版」を発表した。総合ランキングで東京は調査開始以降8年連続の4位となるなど、トップ4都市の顔ぶれは昨年と同じだった。
また、大阪は昨年より2つ順位を上げて24位。分野別で大阪は「研究・開発」が12位、「居住」が16位と比較的高い順位だが、「環境」が30位、「交通・アクセス」が29位だった。
東京は「経済」が1位、「研究・開発」が2位。海外からの訪問者数が887万人に増えたことなどから「文化・交流」が昨年の6位から5位にアップした。だが、国際線旅客数が低水準なことなどで「交通・アクセス」は11位だ。
「2020年のオリンピックに向け再開発の加速や国際空港の発着枠拡大が見込まれ、総合順位の向上が期待できる」と同研究所では見ており、今後が楽しみだ。