静岡県は、日本三大都市の名古屋市がある愛知県と、首都圏に含まれる神奈川県に挟まれた県です。県内のエリアは愛知県に近い浜松市や掛川市、磐田市などがある西部、静岡市を中心とした中部、富士市や沼津市を中心として伊豆地方も含む東部に分けられます。人口が多いのは県庁所在地のある静岡市、東海地方では名古屋市に次ぐ人口の浜松市です。
静岡県に新築一戸建ての建築会社は多くありますが、どのような会社が建てているのでしょうか。2013年度の着工棟数をもとに建築会社のトップ10社を紹介します。(住宅産業研究所調べ)
静岡県内で建てられた新築一戸建て(分譲/建売)住宅は、どの建築会社の物件が多いのか、着工棟数の多い会社を見てみましょう。上位10社のうち、6社が首都圏や大阪に本社を置き、広域で営業している会社。県内に営業拠点のあるアーネストワンや、飯田産業、大和ハウス工業、東栄住宅、一建設、ミサワホームがランクインしています。サーラ住宅は愛知県豊橋市が本社ですが、支店のある浜松市内を中心に新築一戸建てを販売しています。
県内の会社で上位10社に入っているのは、県西部の浜松市が本社の遠州鉄道、県中部の静岡市が本社のハウジーホームズ、県東部の富士市が本社のデグチホームズです。静岡県では、大都市に建築会社が集中するのではなく、各エリアの建築会社が健闘していることが分かります。遠州鉄道は、湖西市の全281区画の大規模なタウン「ベイリーフ新居」で土地や戸建てを分譲。ハウジーホームズは、静岡市を中心に島田市や藤枝市などで分譲。デグチホームズは全室複層ガラス、全室照明器具完備の新築一戸建てを手がけています。
静岡県では、大手ハウスメーカーやローコスト住宅を手がける会社、地域密着型の会社など、さまざまなタイプの依頼先から選ぶことができます。複数の会社のモデルハウスを見学したり、完成見学会などに参加したりすると、各社の特色や販売価格の相場が見えてきます。
【調査概要】
○調査会社:住宅産業研究所
○調査年度:2013年度(2013/4/1~2014/3/31着工)