上質な家をつくるカタログ活用法

公開日 2016年07月13日
上質な家をつくるカタログ活用法

家づくりを思い立ったらまず始めるのが情報収集。その方法はさまざまあるが、住宅メーカー自らが、会社の強みや商品の特徴をわかりやすく伝えているのがカタログだ。情報収集の王道ともいえるカタログ。どのように使えばいいのかをわかりやすく解説しよう

家を建てるならカタログ請求が効果的なワケ

横並びで複数の会社を比較しやすい

横並びで複数の会社を比較しやすい

ひとつの会社や住宅商品を深掘りしていくには、ネットは有効なツールだ。一方、紙のカタログがもつ最大の強みは閲覧性の高さ。雑誌のページをめくる感覚で気軽に見ることができるし、複数の会社を比較するときには、物理的に並べて比較できるカタログは効果的だ。ネットで気になる会社を見つけたら、カタログを取り寄せてみよう。

会社の強み、技術力、提案力が詳細にわかる

会社の強み、技術力、提案力が詳細にわかる

カタログは住宅メーカーが自らを顧客に知ってもらうための履歴書のようなもの。経営理念や施工実積などから、得意とする技術やプランニングなど、家づくりに必要な情報が紹介されている。モデルルーム見学や会社絞り込みの参考になるので、家づくりの入り口にしたい。

検討期間の短縮につながる場合も

カタログは検討期間の短縮に役立つことも。カタログで事前の絞り込みを効率的に行ったり、建てたい家のイメージをしっかりと固めたり、展示場の見学時に色々と質問できるよう事前に予習しておいたりすることで、家づくりの検討期間を短縮することに成功しているようだ。

  • お金情報のカタログを読み、無理ない住宅ローンを組めた。わかりやすく編集されており、知識の習得が効率的。
    (男性・43歳・自営業)
  • 10社ほどのカタログを見て3社に絞ってから、見学に行った。カタログはしっかり読み込んだので、絞り込みも納得感があった。見学もスムーズに進み、時間短縮につながったと思う。
    (男性・40歳・医療系会社員)
  • カタログで、自分が最も重視する構造の安全性を詳しく見ることができた。予算内で自分の求める基準がわかったので、プランの打ち合わせではっきり要望を伝えることができ、とんとん拍子に進んだ。
    (男性・43歳・機械業会社員)

カタログから始める家づくりステップ

STEP1:カタログの種類を見極めよう

カタログにはいくつかの種類があるが、大きくは「総合」「住宅商品」「技術」「実例」に分けられる。また、これらに加えて「二世帯」や「エコ」など、各住宅メーカーが得意とする「ライフスタイル」をテーマにしたカタログ、「設備」や「間取りプラン」なども存在する。知りたい情報に合わせて使い分けよう。

総合カタログ 経営理念や施工実積、住宅商品、得意技術、保証内容、展示場情報など、住宅メーカーの特徴が記載されている。会社の全体像を把握できるので最初に目を通したい
住宅商品カタログ 個別の住宅商品やテーマごとに用意されているカタログ。その住宅商品のコンセプトや使われている技術、外観のバリエーションや間取りを知ることができる
技術カタログ 住宅メーカーが採用している工法、構造を解説。断熱・気密性や耐震性、耐火性、耐久性などの性能もまとめられている。最近ではエコ技術などの紹介も多い
実例カタログ 施工した家の写真や間取りを掲載。施主のコメントや家づくりの感想など生の声もわかる。気に入った外観や室内の写真を集めればイメージを伝える材料にもなる
  • どのような雰囲気の施工を得意とするのか、実例カタログを取り寄せて見学するかどうか決めました。
    (男性・39歳・医療系会社員)
  • 予備知識を得て、展示場の営業担当と話すため、総合カタログを利用しました。
    (男性・49歳・情報サービス系会社員)

STEP2:自分の好みを把握しよう

STEP2:自分の好みを把握しよう

家づくりを思い立ったのはいいけれど、自分が好きなテイストがはっきりしないという人は珍しくない。そんなときは、住宅商品カタログや実例カタログを見ながら、気になった写真を集めてみよう。イメージが湧くとともに、似たような外観や特定のメーカーの住宅が多くなるなど、自分の好みが整理されてくる。

  • 好みのテイストは初めよくわからなかった、というかあまりこだわりがなかったが、カタログをパラパラ見ているうちに、自分はシンプルモダンなテイストが好みかもしれないということに気づいた。(男性・38歳・金融系会社員)
  • 輸入住宅のテイストに憧れがあったが、一口に輸入住宅と言っても、いろいろなテイストのデザインがあることをカタログを見て知りました。自分はアーリーアメリカンのテイストが好みだとわかりました。(女性・45歳・専業主婦)
  • 実例カタログを読んで、大開口の家でだんらんを楽しむ生活シーンが最もいいなと感じた。ネットで実例ページを見るより素敵さが伝わってきて、自分も光をたくさん取り入れられるプランにしたいと思い、実現!(男性・47歳・自営業)

STEP3:まとめてカタログ請求で時間削減

STEP3:まとめてカタログ請求で時間削減

カタログの効率的な使い方は、複数社を比較しながら見ること。そのためには、雑誌やインターネットを見て少しでも気になった会社には資料請求してみよう。

  • あまり多くても情報整理がしにくいと考え、総合カタログと住宅商品カタログのみ、10冊請求。技術的な話は展示場で営業担当に聞いたが、カタログであらかじめ勉強しておいたらもっと理解できたかも。
    (女性・38歳・衣料系会社員)
  • 情報は多ければ多いほど良いと考えて複数の会社に複数のカタログを45冊請求した。会社の強みや特徴がわかったので、展示場見学がスムーズに。
    (男性・41歳・鉄鋼業会社員)
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取材・文:林田考司/イラスト:榎本直哉
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