先輩136人の「しまった!ランキング」でわかった、失敗しない間取りのつくり方

先輩136人の「しまった!ランキング」でわかった、失敗しない間取りのつくり方

先輩136人の「しまった!」ランキング

先輩136人の「しまった!」ランキング

間取りの「しまった!」ランキング1位
モノが入らない、出し入れしにくい片付けにくい住まいに…収納のつくりで失敗

十分な広さや収納量をとるだけでなく、収納内部のつくりや収納場所も大事。モノを出す・使う・しまうシーンを考えよう。

失敗談

これさえやれば大丈夫! チェックリスト

書き込み例

収納編
□図面の収納スペースに坪数でなく幅・奥行きの長さを記入したか
□収納したいモノのサイズと、収納スペースの幅・奥行き・高さが合うか
□モノを使う場所から収納する場所までは近いか、動線はスムーズか
□クロゼットや靴収納などのスペースは、現在の住まいと比べて十分か
□収納扉は開き戸、引き戸、折り戸など、使いやすいものになっているか
□オープン収納がほかの部屋などから丸見えになって困ることはないか
□よく使う、よく出し入れするモノは手の届きやすい高さに収納できるか
□収納内部に照明やコンセントを設置するなどの工夫があるか
□どこに何をしまうか、家族全員がわかりやすいつくりになっているか

設計士さんからもうヒトコト! 事前に考えておきたいポイント
必要な収納スペースは、床面積ではなく、出し入れする「面」、すなわち壁面積で考えるのがコツ。旭化成ホームズの調べによると、LDの収納は壁面積7m²あれば、学齢期の子どもがいる家庭でもほとんどのモノが収まる。

間取りの「しまった!」ランキング2位
広すぎても後悔! 狭すぎても不便…バランスが難しい!部屋の広さで失敗

住まいという限られた面積では、スペースの配分がカギ!それぞれに適した広さをとるには、優先順位づけを明確にしよう。

失敗談

これさえやれば大丈夫! チェックリスト

書き込み例

部屋の広さ編
□置く予定の家具や家電などを、図面に書き込んで広さを確認したか
□トイレは子どもでもペーパーに届く横幅になっているか
□ドアや収納扉を開けた状態で、使う家具を置いても余裕があるか
□家族が長い時間を過ごす空間にたっぷりとスペースが取れているか
□人と人がすれ違うことの多い通路部分には十分な幅が取れているか
□洗濯機から物干しまでの通路は、洗濯カゴなどを持って通れる広さか
□広すぎてモノを取りにくい、家事がしにくいなど不便なところはないか
□引き戸の開け閉めなどにより、自在に広さを変えられる工夫があるか
□将来、ライフスタイルの変化に合わせて部屋の広さを変えやすいか

設計士さんからもうヒトコト! 事前に考えておきたいポイント
旭化成ホームズの調べによると、7割程度の人が適当と思う広さはLD15畳、キッチン5畳。これらを基準として敷地やライフスタイルに合わせたプランを考えるのもいい。置きたい家具が決まっているならサイズを伝えよう。

間取りの「しまった!」ランキング3位
ゆっくり寝れない、設備がうるさい…住んでからのストレス大!音の伝わりで失敗

室内での足音、話し声、テレビの音、食洗機や洗濯機の音、外のクルマの音など、音の発生源との配置を意識しよう。

失敗談

これさえやれば大丈夫! チェックリスト

書き込み例

音の伝わり編
□図面の中で音の出る箇所に印をつけて、各フロア重ねてみたか
□足音のする通路や部屋がリビングや寝室の上の階に配置されていないか
□人通りの多い道路沿いの1階に寝室や子ども部屋が配置されていないか
□機械音や排水音の出るキッチンやトイレの傍にくつろぎ空間がないか

設計士さんからもうヒトコト! 事前に考えておきたいポイント
子どもが走りまわる足音、キッチンの換気扇や食洗機、洗濯機の運転音、浴室やトイレの排水音、楽器など、音の発生源をリストアップ。その近くにリビングや寝室、客間などが接していないか図面をチェックしておくと安心。

間取りの「しまった!」ランキング4位
コンセントが足りない、位置が不便…小さくても生活への影響大!配線計画で失敗

生活の便利さを大きく左右するコンセントや照明スイッチ。プランニングの後半で決めるため、最後までじっくり考えて。

失敗談

これさえやれば大丈夫! チェックリスト

書き込み例

配線計画編
□家具と家電の配置を図面に書き込み、必要な数のコンセントがあるか
□掃除機をかける際、コンセントの抜き差しの回数が少なくて済むか
□照明スイッチが開けたドアの裏に隠れる場所に設置されていないか
□帰宅したとき、就寝するときなどの生活動線上にスイッチがあるか

設計士さんからもうヒトコト! 事前に考えておきたいポイント
必要な場所に必要な数のコンセントを設けるためには、使う家電をリストアップ。常時出しておく家電のほか、季節家電なども忘れずに。照明スイッチは生活動線に沿って設置することが大切。一日の行動を書き出してみよう。

間取りの「しまった!」ランキング5位
プライバシーも心配だし、気まずい思いもイヤ!室内外からの視線で失敗

平面で間取りをチェックするとき、見落としがちな視線。図面上でドアや窓を開けたつもりで、視界を想像してみよう。

失敗談

これさえやれば大丈夫! チェックリスト

書き込み例

室内外からの視線編
□1階の図面には隣の1階、2階の図面には隣の2階の窓を書き込んだか
□窓やドアの位置が、隣家の窓やドアと向かい合わせにならないか
□道路沿いの窓や大開口には、外からの視線を図面に書き込んだか
□玄関ドアを開けたときに、人に見られたくない空間が正面にないか

設計士さんからもうヒトコト! 事前に考えておきたいポイント
外からの視線を避けるには、敷地周辺を歩き、道路や隣家から見えないかをチェック。室内では、ドアを開けたときにほかの部屋から見えないか確認しよう。避けたい視線だけでなく、積極的に取り入れたい眺望もよく考えて。

間取りの「しまった!」ランキング6位
窓の数、大きさ、位置…まぶしいのも不便だし暗いとがっかり!明るさ・暗さで失敗

光の入り方は窓の大きさ、周囲の建物などによっても変わり、季節ごとにも異なる。さまざまなシーンを想像してチェックしよう。

失敗談

これさえやれば大丈夫! チェックリスト

書き込み例

明るさ・暗さ編
□光の入り方を設計士に聞いて日の入る線を図面に書き込んだか
□視線を遮りつつも光を入れたい空間はスリット窓などを使っているか
□外壁に接しない部屋や通路に自然光を取り入れるための工夫があるか
□トップライトの下が日焼けの気になる家具を置く場所になっていないか

設計士さんからもうヒトコト! 事前に考えておきたいポイント
光が室内にどのように入るかは、時間や季節によって大きく変わる。休日は外出が多い、家で過ごすことが多いなど、家族のライフスタイルに合わせて間取り、窓の大きさやタイプ、設置場所などを考えてもらうのがベストだ。

間取りの「しまった!」ランキング7位
四季のある日本だから生活に影響が大きい!暑さ・寒さで失敗

住まいの高気密・高断熱化が進み、オープンな間取りでも冷暖房効率が高まってきたが、間取りの影響もしっかり確認しよう。

失敗談

これさえやれば大丈夫! チェックリスト

書き込み例

暑さ・寒さ編
□各フロアの図面を重ねて、吹抜けから上がる暖気を書き込んだか
□熱のこもりがちなロフトや小屋裏に熱気を抜く窓が設置されているか
□吹抜けなどオープンな空間は、広さに適した冷暖房器具が設置されてい
るか
□夏は日が入りにくく、冬はよく入る、軒の出が深い設計になっているか

設計士さんからもうヒトコト! 事前に考えておきたいポイント
高気密・高断熱の家でも、室内に日差しや風がどのように入るか、間取りがどれくらいオープンかなどによって、暑さ・寒さは変わってくる。必要に応じて間仕切りできる間取りにするなど、部屋の用途に合わせて検討しよう。

間取りの「しまった!」ランキング8位
離れていて面倒、遠回りでイライラ…毎日だから余計遠くに感じる!生活動線で失敗

暮らしやすさへの影響が大きい生活動線。プランニングでは間取図上を歩くつもりで、家族全員&来客の動線をチェック!

失敗談

これさえやれば大丈夫! チェックリスト

書き込み例

生活動線編
□起きてから寝るまでの動線を書き込んでみて、不便なところはないか
□朝の身支度など、家族の動線が集中して混雑するところはないか
□家族が集まって過ごす空間は、それぞれの個室と行き来しやすいか
□家族が来客のいる空間を通らずに移動できるような工夫はあるか

設計士さんからもうヒトコト! 事前に考えておきたいポイント
朝から夜までの間にどのような動線を描きながら移動するかは、家族ごとに大きく違う。家族が家にいる間の動きを紙に書き出してから、外出前、帰宅後など、平日・休日ごとのよくある行動パターンを設計士に伝えよう。

間取りの「しまった!」ランキング9位
家の中のことばかり気になっちゃって…使えない場所になった!屋外空間の広さで失敗

間取図をチェックするとき、見落としがちな屋外空間の広さ。物干し、軽食……用途に合ったスペースを確保したい。

失敗談

これさえやれば大丈夫! チェックリスト

書き込み例

屋外空間の広さ編
□バルコニーやデッキに設置予定の室外機やテーブルなどを書き込んだか
□テーブルや椅子を置く場合、テーブル周辺に十分なゆとりがあるか
□掃除用具など、外で使うものを収納する外部収納のスペースはあるか
□バルコニーは洗濯物を干す作業のしやすい幅・奥行きがあるか

設計士さんからもうヒトコト! 事前に考えておきたいポイント
例えば、洗濯物を干す、BBQをするなど、具体的な用途を考えているなら、プランニング前に伝えて、必要なスペースを確保してもらおう。一戸建てになると、外部用の掃除用具なども増えるので、収納もつくると便利。

間取りの「しまった!」ランキング10位
目に見えないからこそ見落としがち…!ニオイの伝わりで失敗

図面を見ているだけでは想像しにくい「ニオイ」の困りごと。ニオイの発生源、広がる範囲を考えながらチェックしよう。

失敗談

これさえやれば大丈夫! チェックリスト

書き込み例

ニオイの伝わり編
□各フロアの平面図を重ね、上下間のニオイの伝わりを書き込んだか
□家の周囲、特に窓を設けたい場所の近くにニオイの発生源がないか

設計士さんからもうヒトコト! 事前に考えておきたいポイント
オープンLDKが主流の昨今、料理のニオイを気にする声が多い。吹抜けリビングやリビング階段では、2階にも充満することがあるのでよく検討を。

こだわりの優先順位を決めてその部分での満足を目指そう
どんな間取りにも長所・短所があり、どちらに感じるかは人それぞれ。優先順位を明確にし、「チェックリスト」を活用して、満足できる間取りを目指そう!

取材・文/前川ミチコ イラスト/柿崎こうこ 間取り作図/アトリエあふろ、長岡伸行
取材協力/旭化成ホームズ くらしノベーション研究所

2015年1月13日
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