こだわりや夢をたくさん詰め込んだ家を建てたいと思ってもお金のことや進め方など不安があるのも事実。ここでは家づくりを経験した3000 人の先輩に聞いた相続・贈与税、補助金に関するリアルな声を紹介。不安を解消しながら、夢のマイホームに一歩近づこう。
Q. 親からの贈与はあった?
A. YES 42.7% NO 57.3%
親から贈与を受けた人は42.7 %。ただ実際は、贈与ではなく、新築祝いとして現金や品物を受け取った人も。事前に贈与として受けると、頭金を増やしたり、贈与の非課税枠を利用したりもできるので頼んでみては。
先輩たちの声
- YES:親への初めてのお願いごとで、かえって感謝されてしまった。これを機に親子のコミュニケーションが密に(38 歳・男性)
- YES:お互いの両親のおかげで建てられた。夫婦だけではローンが高額になり、不安で進められなかったと思う(32 歳・女性)
- YES:実家の親が50 万円くれる話をしたら、夫の親も出してくれた。両家のバランスもあるので言ってよかった(32 歳・女性)
- NO:贈与はないが、新築祝いに30 万円のソファをくれた。だったら現金でもらって頭金にすればよかったかな(37 歳・男性)
Q. 贈与された金額は?
A. 平均567万円(0円を除く)
先輩たちの声
- 200万円:少し援助してもらうことで、夫の親にも気兼ねなく遊びに来てもらいたかった。実際それがかなってよかった(28 歳・女性)
- 700万円:自分の母が700 万円援助してくれたので、母の希望も少し取り入れたプランにして全員が満足な家にした(37 歳・男性)
- 900万円:そのまま頭金として使わせてもらった。ローンを組む金額が抑えられ、金利も低くなり、とても助かった(34 歳・男性)
Q. 住まいに関する制度を使った?
A. YES 41.7%、NO 58.3%
家づくりにはたくさんのお得な制度がある。しかし実際に利用した先輩は約4 割。自分のケースではどんな制度が使えるのかを知っていれば、その分を家づくりに回すこともできるので建築会社に相談してみよう。
先輩たちの声
- YES:自分では知らなかったが、建築会社から補助金制度を使えることを教えてもらい、お得に建てられてよかった(29 歳・男性)
- YES:太陽光発電の補助金を受けて固定資産税に充てることができた。初年度は出費が多かったので、助かった(35 歳・女性)
- NO:制度があることは知ってはいたが、引越しなどが大変なときに申請手続きが面倒で、結局は使えなかった(37 歳・男性)
- NO:知っていたら申請していたのに……と思う制度があった。知らずに使うチャンスを逃すのは損だと後悔(39 歳・女性)
Q. 何の制度を使った?
A. 住宅ローン控除が圧倒的多数
お得な制度を「使った」と答えた先輩のうち、6 割近くが「住宅ローン控除」を利用。長期優良住宅など、どんな家を建てるかによって使える制度も変わるので、詳しくはプランニングの段階で担当者に聞いてみよう。
住宅ローン控除
住宅ローンを借りて家を取得(新築・購入・増改築等)すると、各年末ローン残高の0.7%が最長13年にわたり所得税から控除される。入居の翌年の3月15日までに税務署に確定申告を。
- 住宅ローン控除で年間約20万円が戻ってきた。ローンの返済や将来の貯蓄に充てられてとても助かった(30 歳・女性)
太陽光発電・エネファーム補助金
太陽光発電システムの設置により、自治体によっては補助金がもらえる。また、家庭用燃料電池のエネファームは国のほかにも補助金制度のある自治体も。募集期間など確認を。
- 太陽光発電をつけて補助金を受けた。金額は安かったが、発電量が思いのほか多く、家計の足しになった(27 歳・女性)
長期優良住宅
長期優良住宅とは、長期にわたり住宅を良好な状態で長持ちさせるために必要な基準をクリアした住宅。認定を受けると、住宅ローン減税や登録免許税・固定資産税などの軽減が。
- 5年間固定資産税が半額に。将来も資産価値が落ちない家を建てた上、税金が安くなったので満足している(31歳・男性)
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【調査概要】
リクルート住まいカンパニー注文住宅動向調査(有効回答数1641人、2015年9月実施)
1年以内に注文住宅を建築した人・2年以内に注文住宅建築を検討している人へのインターネット調査(有効回答数1010人、2015年9月実施。マクロミル調査)
3年以内に注文住宅を建築した人へのインターネット調査(有効回答数361人、2016年3月実施。マクロミル調査)
※調査データのパーセンテージは四捨五入により100%にならないことがあります。
2016年6月21日 SUUMO注文住宅 東京で建てるより転載