鳥取県は山陰地方の東側に位置する県。人口は47都道府県のなかで最も少ないですが、山や海など豊かな自然に恵まれています。西日本屈指の豪雪地帯で、スキーを楽しむこともできます。鳥取市では1〜数区画の小規模な宅地開発のほか、全270戸の賀露西浜ニュータウンが2016年に最終期分譲。米子市では米子ニュータウンで分譲しています。
鳥取県に注文住宅の施工会社は多くありますが、家を建てた人は、どのような会社で建てているのでしょうか。2014年度の着工棟数をもとに施工会社のトップ10社を紹介します。(住宅産業研究所調べ)
注文住宅を建てた人がどの施工会社に依頼をしたか、着工棟数の多い会社を見てみると、鳥取県全体では上位10社中6社が一条工務店、住友林業、積水化学工業、積水ハウス、大和ハウス工業、タマホームといった全国展開のハウスメーカーです。
ビルダーで上位に入っているのは、米子市、境港市を中心に施工するアート建工、「プランニングホーム」のウッズカンパニー、中央建設、三宅工務店です。
鳥取県内の都市別に着工棟数の多い施工会社を見てみると、鳥取市では地元に本社があるビルダーがトップ10の半数を占めています。アイフルホームのフランチャイズに加盟しているエールや、本格木造注文住宅を手がける日栄住宅、ハヤシホーム、三宅工務店、「クローバー住工房」のヤマタホームがランクイン。そのほかは、ミサワホームなどハウスメーカーが入っています。
米子市では上位10社の半数が地元の会社。自然素材や地域材を効果的に使う砂原建築企画や、米子市河崎に常設展示場を置く大松建設のほか、県全体のランキングでも上位のアート建工、完全注文住宅の島津組が入っています。
鳥取県で注文住宅を建てるとき、ハウスメーカー、ビルダー、工務店のどの業態が多く選ばれているのでしょうか。いちばん多いのは工務店に注文住宅の建築を依頼した人で51%。ハウスメーカーは25%で、そのうち木造の工法を扱う会社は14%、プレハブ工法の会社が11%。ビルダーは24%です。鳥取県では、地域密着型の会社が多い工務店、ビルダーで建てる人が多い傾向にあります。
鳥取県では大手ハウスメーカーのほか、地元を拠点にしたビルダーや工務店など、さまざまな会社に注文住宅を依頼することができます。デザインや工法の特徴や価格の相場を知るためにも、モデルハウスや施工例の見学をして、比較検討のうえ選ぶといいでしょう。
【調査概要】
○調査会社:住宅産業研究所
○調査年度:2014年度(2014/4/1~2015/3/31着工)