横浜エリア勤務の人はどこに住んでいる?~一人暮らし編~

最終更新日 2023年07月24日
横浜エリア勤務の人はどこに住んでいる?~一人暮らし編~

就職・転職や転勤で一人暮らしが決まったら、次にするのが「住まい探し」。せっかく一人暮らしをするなら、「勤務地」へ通勤しやすい場所、住み心地のいい場所に住みたいものですよね。では、実際に横浜エリアに勤務する一人暮らしの人は、どんな路線を選び、どのくらいの時間をかけて通勤しているのでしょうか。また、家賃や間取りはどのくらいなのか、一人暮らしの住まい選びのポイントを先輩方に聞いてみました。

そもそも横浜エリアってどんなところ?

JRと私鉄各線が乗り入れる、横浜市の中心部

JR京浜東北(根岸)線や横須賀線、東海道本線のほか京急本線、東急東横線、みなとみらい線、相鉄本線、横浜市営地下鉄ブルーラインなど私鉄各線も乗り入れる横浜駅。横浜市の中心部というだけでなく、神奈川県の中心部ともいえる存在です。

1872(明治5)年に日本で初めての鉄道が横浜を走ってから、時代に合わせて変遷を遂げてきた横浜駅。現在の横浜駅周辺は東西に地下街があり、商業施設のほか、ビジネスビルも立ち並んでいますが、いわゆる「横浜らしい」景観は、なんといっても「横浜みなとみらい21地区」。横浜駅東口から山下公園方面に向けて広がる光景は、まさに近未来的な街並みです。横浜駅周辺でも現在再開発が進められており、2020年には横浜駅西口に新たに商業ビルが完成する予定。より快適で利用しやすい街として成長していきそうです。

横浜エリアの路線図

Q1 横浜エリア勤務で一人暮らしの人は何線沿線に住んでいる?

相鉄本線が人気。JR東海道本線や京急本線も高い支持率に

横浜エリア勤務一人暮らしに相鉄本線が人気

横浜エリア勤務の一人暮らしの人に、まずは現在、暮らしている路線を聞いてみました。一番人気は相鉄本線で14.4%、2位はJR東海道本線と京急本線でともに11.5%という結果に。二人暮らしの結果と比較すると、横浜駅から南西方面に延びる路線が選ばれています。4位には、JR京浜東北線、横浜線、東急東横線が9.6%と続きます。さすが多くの路線が乗り入れる横浜エリア。突出した人気路線があるというよりも、直接アクセス可能な路線を中心に、比較的人気も分散する傾向にありました。

現在利用している最寄駅を聞いたところ、なんと男女ともに1位となったのが横浜駅。住まいと職場が近い、職住近接を実現している人も多いようですね。女性は特にこの傾向が強く、ほかにもJR東海道本線 戸塚駅や、京浜東北線 桜木町駅などの駅名が挙がっていました。男性は、JR横須賀線 保土ヶ谷駅や、東急東横線 日吉駅、JR東海道本線 辻堂駅など、横浜市に限らず比較的広範囲から家探しをしているようです。

路線が多く幅広く物件探しが可能

Q2 横浜エリア勤務で一人暮らしの人の通勤時間は?

30分以内が多数、驚きの10分以内も!

横浜エリア勤務一人暮らしの通勤時間

現在、暮らしている路線からは、職場の最寄駅へのアクセス重視志向が見られた横浜エリア勤務の一人暮らしの人ですが、一体通勤時間はどのくらいなのでしょうか。1位は30分以内で21.2%、2位は40分以内で18.3%、3位は20分以内14.4%と、東京都内のエリアと比べると、通勤時間が短い傾向があらわれています。相鉄本線は横浜~二俣川間をノンストップで走る特急・急行列車があり、30分前後で海老名駅まで移動することが可能。京急本線も急行・特急・快特と、急行列車の種類が充実しています。JR東海道本線も一駅間が長く短時間での長距離移動が可能なため、狭い区間に駅が位置している東京都内に比べ、通勤時間が短く済んでいるのかもしれません。
さらに4位には50分以内が13.5%とありますが、5位には10分以内と60分以内が10.6%と同率でランクイン。50~60分かけて通勤している人よりも、職住近接派がここでも目立つ結果となりました。通勤時間を短くし、オフの時間も充実させたい、そんなライフスタイルの人が多いのかもしれませんね。

Q3 横浜エリア勤務で一人暮らしの人は最寄駅から徒歩何分の家に住んでいる?

意外?駅徒歩10分以内や15分以内が上位に!

横浜エリア勤務一人暮らしの駅徒歩時間

次に、横浜エリア勤務で一人暮らしをする人の最寄駅から自宅までの所要時間を聞いてみました。通勤時間は短い傾向にありましたが、意外にも駅からの所要時間はかかるようで、1位は10分以内で30.8%、2位は15分以内が22.1%という結果に。通勤時間から推測すると「電車の乗車時間は短めに、駅から自宅までは少し歩いてもいいかな」と考える人が多いのかもしれません。

乗車時間は短く、徒歩は長くていい人が多い

一方で、「駅チカ派」も根強く、3位は5分以内で21.2%、4位は7分以内14.4%と続きます。5位には20分以内が6.7%でランクインしました。

Q4 横浜エリア勤務で一人暮らしの人はどれぐらいの家賃の家に住んでいる?

都内と比べて家賃が手ごろ?6万円~7万円未満が最多に

横浜エリア勤務で一人暮らしの人はどれぐらいの家賃の家に住んでいる?

それでは、横浜エリア勤務の一人暮らしの人は、どのくらいの家賃を払っているのでしょうか。1位は6万円~7万円未満で27.9%、2位6万円未満26.9%、3位7万円~8万円未満26.0%と続いています。都内と比べると、家賃相場が安いだけにやはりリーズナブルな結果に。
4位以下は8万円~9万円未満が15.4%、9万円~10万円未満が1.9%と続き、家賃が10万円を超える人はかなりの少数派ということが分かりました。半数以上が7万円未満で現在の家を見つけているこの結果は、これから一人暮らしを始めようと思っている人にとっても、心強い結果ですね。

都内と比べると、家賃相場が安いだけにやはりリーズナブル

Q5 横浜エリア勤務で一人暮らしの人はどんな間取りの家に住んでいる?決め手は?

多いのは1K。ワンルームのほか2K、2LDK派も!

横浜エリア勤務で一人暮らしの人はどんな間取りの家に住んでいる?決め手は?

都内と比べると手ごろな傾向にある家賃ですが、みなさん一体どのような間取りで暮らしているのでしょうか。結果は、1Kが圧倒的多数で51.0%、次にワンルームが18.3%と続きます。一人暮らしでは「王道」のコンパクトな間取りがここでもセレクトされました。

ただ、こうしたスタンダードな間取りだけでなく、2DK 8.7%、2LDK 5.8%、1LDK、2K、3LDKがそれぞれ同率で4.8%もいることが判明。家賃相場が都内よりも安いだけに、広いダイニングで食事をしたい、リビングでゴロゴロしたい、寝室とは別に趣味の空間が欲しいなど、自分の暮らし・好みに合わせてゆとりをもった間取りを選んでいる人もいるようです。

Q6 横浜エリア勤務で一人暮らしの人がその街(駅)を選んだ決め手は?

「家賃が安い」や「生活利便性」を重視

横浜エリア勤務で一人暮らしの人がその街(駅)を選んだ決め手は?

次に、横浜エリア勤務の人が、今の街を選ぶ際に重視した項目を聞いたところ、なんと「家賃が安い」が1位に。2位には「生活利便性」がランクインしました。渋谷や品川などの他エリア勤務の人は「交通利便性」を圧倒的に重視していましたが、横浜エリア勤務の人は「家賃」や「暮らしやすさ」により重きを置いているようです。

  • 京王線 京王稲田堤:家賃が比較的安いため(36歳・男性)
  • 横浜市営地下鉄ブルーライン 弘明寺:買い物スポットがたくさんある(36歳・女性)
  • JR東海道本線 辻堂:ショッピングモールが近い(39歳・男性)
  • 相鉄いずみ野線 湘南台:駅周辺にスーパーやコンビニあり不便しない(26歳・女性)
  • JR京浜東北線 桜木町:電車が2路線、買い物する場所も多い、海などの自然も近くにありながら都会的(26歳・女性)
  • 相鉄本線 三ツ境:近くにスーパーが複数あり、それでいて横浜や海老名まで出やすい立地だったから(31歳・女性)

次いで、「交通利便性がいい」が33.7%となっています。会社までのアクセスがいいということだけではなく、複数路線・駅の利用ができることを評価している人が多いようです。

  • 横浜市営地下鉄ブルーライン 蒔田:会社へのアクセスがよく、立地として2駅利用できる(34歳・女性)
  • 東急東横線 東白楽:複数の鉄道路線(京急、JR、東急東横線)が使える(39歳・女性)
  • 京急本線 南太田:京急、横浜市営地下鉄(ブルーライン)、JRの駅が近い(32歳・男性)
  • 相鉄本線 上星川:職場の最寄駅まで一本で行ける(25歳・女性)
  • JR京浜東北線 大井町:転勤が多いからどこでも行けるように(26歳・女性)

4位は、「知人・家族が近くに住んでいる」を挙げている人が12.5%となりました。

  • JR東海道本線 保土ヶ谷:同僚が住んでいる(35歳・男性)
  • JR東海道本線 小田原:すぐ帰省できるから(29歳・男性)
  • JR京浜東北線 新子安:母が近くに住んでいる(34歳・女性)

5位には、「街の雰囲気がいい」が10.6%でランクイン。

  • JR東海道本線 辻堂:適度に田舎(40歳・女性)
  • 横浜市営地下鉄ブルーライン 蒔田:夜遅くなっても道が明るく、安全。住宅街なので、静か(34歳・男性)
  • 相鉄いずみ野線 緑園都市:緑が多い(40歳・男性)

といったように、ここでも「暮らしやすさ」を重視した意見が垣間見られました。

桜並木に空港、JAXAまで、ご近所の自慢スポットはバラエティ豊か!

それでは横浜エリア勤務している一人暮らしの人に、自分が暮らしている街の「お気に入りスポット」とその理由を聞いてみました。

  • 京浜急行空港線 穴守稲荷:羽田空港。飛行機を利用しなくても楽しめる所があるから(26歳・女性)
  • JR横浜線 淵野辺:JAXA。宇宙が好きな人にはいいと思う(34歳・女性)
  • JR横浜線 新横浜:ラーメン博物館。とりあえず困ったときはここにいける(29歳・男性)
  • JR東海道本線 戸塚:阿久和川河川敷。春は桜がきれい(35歳・女性)
  • JR東海道本線 辻堂:テラスモール。アミューズメント、生活用品がそろっている(39歳・男性)
  • JR横須賀線 保土ヶ谷:国道1号線沿い。箱根駅伝が間近で見られる(30歳・女性)
  • 横浜市営地下鉄ブルーライン 蒔田:大岡川沿い。お花見の季節にはすごく華やかな気持ちになる(32歳・男性)
  • JR京浜東北線 桜木町:伊勢佐木モール。なんでもある(33歳・女性)
羽田空港は飛行機を利用しなくても楽しめる

Q7 横浜エリア勤務で一人暮らしの人が家探しをするときに候補に入れていた街(駅)は?

最後に住まい探しをするときに比較・検討した駅と、断念した理由を聞いてみました。横浜エリアに勤務するにあたり、どのあたりまで候補にいれていたのか、あきらめた理由もきっと物件選び・街選びの参考になるはずです。

  • JR京浜東北線 新子安:石川町と悩んだ。家賃は安いが、駅から遠かった(34歳・女性)
  • 小田急線 和泉多摩川:東中野。買い物や美容院などで利用していて、前に住んでいたところから徒歩圏内でいけるところで、「その地域に親しみ」を感じていたが、思っていたよりも家賃が高く、広め面積の賃貸がなかった(35歳・女性)
  • JR横須賀線 武蔵小杉:下北沢、中目黒も候補に入れた。人気の街で、雰囲気が良いから(28歳・男性)
  • JR東海道本線 平塚:鎌倉に住みたかった。街の雰囲気が好きで通勤も近いのでよかったが、予算より家賃が高かったのといい物件に出合えなかったため(30歳・女性)
  • JR東海道本線 戸塚:保土ヶ谷もみた。家賃が安かったが、実家に帰るのに乗り換えが増えてしまう(30歳・女性)
  • 京急本線 井土ヶ谷:横浜駅、京急鶴見、京急川崎。都内に出るのに便利だし、大型商業施設があり、休日も充実しそうだったが、気にいる物件が見つからなかったため断念した(29歳・女性)
  • JR横浜線 町田:長津田と迷った。落ち着いた駅前か、にぎやかな駅前か悩んだ結果、しばらくにぎやかな駅前に住んでみようと思った(25歳・女性)

横浜エリア勤務の一人暮らしの人は、通勤時間は短く、家賃も安く、満足いく間取りの部屋にと、妥協せず上手に自分のこだわりを通しているようです。さらには、周辺環境も重視していて、「自分が今、したい暮らし」に合う街はどこかをしっかりと吟味し、住む場所を決めているよう。神奈川県随一の都市でありながら、海や山も近く、東京都内とはまた違った魅力のある横浜エリア。仕事もプライベートも楽しみたい欲張りな人でも、楽しく一人暮らしができる街が見つけられそうですね。

まとめ

横浜駅にはJRと私鉄各線が乗り入れ

通勤時間は30分前後、家賃は意外と手ごろな6~7万円未満が最多

横浜エリアに住んだ人の決め手は、家賃の安さと生活利便性

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取材・文:嘉屋 恭子 イラストレーション:杉崎 アチャ
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