品川エリア勤務の人はどこに住んでいる?~一人暮らし編~

品川エリア勤務の人はどこに住んでいる?~一人暮らし編~

就職や転勤などをきっかけに一人暮らしをはじめるとき、住まい選びのひとつのカギになるのが、「勤務地」への通勤のしやすさ。では、品川エリアに勤務する一人暮らしの人は、どんな路線を選び、どのくらいの通勤時間をかけているのでしょうか。また、駅徒歩、家賃、住みたいと迷った路線や駅など、一人暮らしの住まい選びで気になる内容を、実際に品川エリアに勤務する人たちに聞いてみました!

そもそも品川エリアってどんなところ?

東海道新幹線も停車する、東京の玄関口

JR山手線や京浜東北線、横須賀線(総武線快速)、上野東京ライン、東海道新幹線といった首都圏の主要路線が停車し、京急本線も乗り入れる品川駅。東海道五十三次の第一宿「品川宿」があった場所なだけあり、昔から東京の玄関口として存在感を放っています。駅周辺はビジネスビルが立ち並ぶオフィス街ですが、高輪口には品川プリンスホテルを中心としたエリアに、水族館や映画館などのレジャー施設もあります。駅ナカのエキュート品川には、食を楽しめるエリアもあり、仕事帰りのひとときも楽しめるエリアです。

路線図

Q1 品川エリア勤務で一人暮らしの人は何線沿線に住んでいる?

乗り換えナシの京浜東北線・京急本線が人気

乗り換えナシの京浜東北線・京急本線が人気

まずは、品川エリアに勤務し、一人暮らしをしている人に、現在住んでいる沿線を聞いてみました。すると、JR京浜東北線14.4%、京急本線9.6%が上位にランクイン。2路線とも乗り換え不要で品川駅にアクセスできるほか、沿線の距離が長いため、駅の選択肢が豊富で選びやすいのかもしれません。次いで、3位JR山手線7.7%、4位JR総武線6.7%、5位JR中央本線4.8%という順番に。JR山手線と総武線(横須賀線)はともに乗り換え不要で品川駅まで通えるほか、本数が多く、次々と電車が来るため、通勤がしやすいのかもしれません。

ちなみに現在暮らしている最寄駅を聞いたところ、男性は大井町や日暮里、池袋、本八幡を挙げていたのに対し、女性は蒲田、西荻窪、三軒茶屋などと回答。男女の結果を比べると、大井町・蒲田の「職住近接」エリアはともに根強い人気があるよう。そのほかの駅は少し品川から距離がありますが、男性は東京の北・東側から千葉県にかけてのエリアを選んでいるのに対し、女性は東京の西・南側を選ぶ傾向にあり、好みの違いが出る結果となりました。

空港まで行きやすいのはいいなァ

Q2 品川エリア勤務で一人暮らしの人の通勤時間は?

60分以内が多く、他エリアと比較するとやや長め

60分以内が多く、他エリアと比較するとやや長め

ほぼ毎日のこととなる通勤ですが、品川エリア勤務で一人暮らしをしている人はいったいどのくらいの時間をかけているのでしょうか。1位は60分以内で23.1%、2位は50分以内で20.2%と続きます。これらをあわせると40%超にもなるため、通勤には50〜60分程度かけてもいいと考える人が多いよう。これは、他エリア勤務の一人暮らしの人と比較すると、比較的長い傾向にあります。

次いで、3位30分以内12.5%、4位20分以内10.6%、5位40分以内9.6%という結果になりました。品川エリア勤務の人は、通勤時間があることで、仕事とプライベートの切り替えができると考える人が多いのかもしれませんね。

Q3 品川エリア勤務で一人暮らしの人は最寄駅から徒歩何分の家に住んでいる?

駅徒歩5分以内と15分以内がほぼ互角

駅徒歩5分以内と15分以内がほぼ互角

次に、住んでいる家の駅からの所要時間を聞いてみました。驚くのが、5分以内が24.0%、15分以内が23.1%と、ほぼ同率である点です。通勤時間は同じ50〜60分でも、「電車に乗る時間は長くてもいいから駅近派」と、「電車に乗る時間は短くして、徒歩15分くらい歩く派」と分かれるのはとても興味深いですね。
3位は10分以内で14.4%、4位は7分以内13.5%、5位には20分以内6.7%とランクインしていて、駅から歩くのも苦にならないという人が多数派なのかもしれません。

Q4 品川エリア勤務で一人暮らしの人はどれぐらいの家賃の家に住んでいる?

気になる家賃は7万円〜8万円未満が最多。堅実な人が多い?

気になる家賃は7〜8万円未満が最多。堅実な人が多い?

一人暮らしで最も気になるのが、やはり家賃。品川エリア勤務の人は、どのくらいの家賃を払っているのでしょうか。
最も多いのが、7万円~8万円未満で30.8%。次いで、6万円~7万円未満が20.2%、6万円未満と8万円〜9万円未満が17.3%で並びます。
さらに、9万円~10万円未満と、10万円~11万円未満が同率で、3.8%という結果に。品川エリア勤務の一人暮らしをしている人で特徴的なのが、10万円超の家賃を払う人が他エリアよりもやや少ない傾向にあること。通勤時間の結果とかけあわせてみると、東京都だけでなく神奈川県、千葉県、埼玉県などの一都三県から選んでいる人が多いことが見えてきます。品川エリアから少々距離はあるものの、家賃相場の手ごろなエリアも含めて家探しをしているため、家賃が抑えられる傾向にあるのかもしれませんね。

Q5 品川エリア勤務で一人暮らしの人はどんな間取りの家に住んでいる?決め手は?

多いのは1K。ワンルーム、1DK、1LDK派も

品川エリア勤務で一人暮らしの人はどんな間取りの家に住んでいる?決め手は?

では、家賃と並んで気になる間取りを紹介しましょう。圧倒的多数ともいえるのが1Kで59.6%、次はワンルームで14.4%になります。キッチンスペースと居室のあいだに扉がある間取りの1K。この扉があることでニオイや室温など、住み心地に差が出てくるので、「1Kがイイ!」と考える人が多いよう。

一方で、キッチンが広くて食事もできる1DKが7.7%、キッチンスペースが8畳以上とより広くなった1LDKが4.8%、2部屋ある2LDKで暮らす人も4.8%ほどいます。家賃は手堅くおさえながらも、間取りにはそれぞれのこだわりがあるようですね。

Q6 品川エリア勤務で一人暮らしの人がその街(駅)を選んだ決め手は?

重視したのは「交通利便性」と「生活利便性」

重視したのは「交通利便性」と「生活利便性」

次に、品川エリア勤務の人が、今の街を選ぶ際に重視した項目を聞いてみました。1位は「交通利便性」で48.1%。通勤時間は50~60分程度と長めの人が多かったものの、やはり「交通利便性」は重視した人が多かったようです。

  • 京急本線 京急川崎:会社まで25分以内に行けること、東京駅や羽田空港まで20分ほどで行ける(29歳・男性)
  • JR京浜東北線 大井町:歩いていけるところに複数の駅があるから(31歳・男性)
  • JR横浜線 新横浜:よく利用する東横線から一駅なこと、家賃を考慮して(27歳・女性)
  • JR総武線 錦糸町:主要な移動先がすべて30分圏内(40歳・男性)
  • 東急東横線 都立大学:横浜・渋谷に出やすく、通勤・買い物など便利(35歳・女性)

次いで、2位には「生活利便性がいい」が23.1%、3位には「街の雰囲気がいい」を選んだ人が17.3%と続きます。

  • JR中央本線 西荻窪:駅前に24時間オープンのスーパーがある(33歳・女性)
  • 西武池袋線 中村橋:家から駅までの道が明るい。ほどよく人通りがある(31歳・女性)
  • 東急田園都市線 三軒茶屋:何でもそろって便利(32歳・女性)
  • JR中央本線 西荻窪:駅前に24時間オープンのスーパーがある(33歳・女性)

次いで、4位「知人・家族が近くに住んでいる」が15.4%、5位「公共施設の充実」が4.8%にもなりました。

  • 東京メトロ有楽町線 地下鉄赤塚:上京するときに身内が近くに住んでいるほうが安心できると思ったからで(37歳・女性)
  • 京急本線 京急川崎:市役所、区役所まで徒歩3分ほどで行けること(29歳・男性)

全体的に堅実傾向がうかがえる品川エリア勤務で一人暮らしをしている人たち。他のエリアでは出てきていない「公共施設の充実」が5位に挙がるところからも、こうした手堅さ、安心感を求めていることが分かります。

毎日を楽しくする商店街や公園、図書館!ご近所のオススメスポットは?

それでは、品川エリア勤務の一人暮らしの人に、自分が暮らしている街の「お気に入りスポット」とその理由を聞いてみました。

  • 都営浅草線 戸越:荏原中延がいい。戸越銀座ほど混んでいない。昔ながらの個人経営のお店が多い、肉屋のコロッケや和菓子屋がおいしい(40歳・女性)
  • JR山手線 大塚:大塚みどりの公園がすてき。そんなに広くないが、お花見もできる広場がある。図書館があり、静かに過ごせる(32歳・女性)
  • JR横浜線 新横浜:新横浜公園。日産スタジアムを眺めながら運動ができる。緑があって良い(27歳・女性)
  • 東京メトロ有楽町線 地下鉄赤塚:光が丘公園。自然を楽しんだり、図書館もあるし、近くにはショッピングモールもあるので一日過ごせる(37歳・女性)
  • JR総武線 本八幡:江戸川河川敷。散歩したり電車やスカイツリーを眺めたりできる。夏は江戸川花火大会を近くで見られる(29歳・男性)
  • JR常磐線 亀有:葛西用水桜通り。桜が咲くと桜並木がきれい(35歳・男性)
  • JR京浜東北線 蒲田:ユザワヤ本店。本店であり、とても広く種類が豊富(33歳・女性)
肉屋のコロッケや和菓子屋がおいしい

Q7 品川エリア勤務で一人暮らしの人が家探しをするときに候補に入れていた街(駅)は?

最後に住まい探しをするときに比較検討した駅と、断念した理由を聞いてみました。先輩方のコメントには、納得できる部屋探しのヒントが隠れているはずです。

  • JR中央本線 国分寺:吉祥寺と悩んだ。いろいろお店があり公園もあり住みやすそうだから。家賃が高くて断念(35歳・男性)
  • 京急本線 京急川崎:蒲田、駒込、成城学園前が候補に挙がっていた。都内から近く便利だが、今住んでいるところから比べるとお店の数で利便性が低かったため(29歳・男性)
  • JR中央本線 西荻窪:荻窪。快速が停まるので、そちらに住みたかったが、駅から探して、気に入る家賃の物件がなかったため断念した(33歳・女性)
  • JR山手線 田町:浜松町も候補に入っていた。こちらのほうが会社への利便性がよかったが、家賃の予算が合わなかった(28歳・女性)
  • 東急東横線 都立大学:西荻窪、元住吉。周辺のお店や雰囲気は好きで、知人もおり、歩きなれているので住みたいと思ったが、通勤などの利便性で今の家のほうを選択した(35歳・女性)

品川エリア勤務の一人暮らしの人は、東京都内はもちろんのこと、埼玉県・千葉県・神奈川県と広範囲にわたって暮らしていることが分かりました。これは、神奈川〜東京〜埼玉をまたがって走るJR京浜東北線や、神奈川〜東京〜千葉をつなぐ京急本線(京成線)のほぼ中心部に、「品川エリア」があるからこそといえるかもしれません。もちろん、大井町や蒲田などの、近隣エリアを選ぶ人もいますが、家賃相場が都内よりも安くなる千葉県、神奈川県、埼玉県などへも乗り換えなしでアクセスできることが品川エリアのメリット。東京都内に限らず、エリアを広げて部屋探しをしてみると、思いがけず自分に合った街と出合える可能性も。一人暮らしが楽しくなる街を、ぜひ見つけてくださいね。

おしゃれな街はやっぱり家賃が高い
取材・文:嘉屋 恭子 イラストレーション:杉崎 アチャ
2017年2月27日
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