一人暮らしのメリットはなんと言っても、自分の好きなように時間を使えることだろう。
では大学に入り、一人暮らしを始めたときに「ああ、恋人がいて良かった」と思うときはどんな瞬間だろうか。最近、20代の若者層で、恋人がいなかったり、恋愛経験ゼロが多かったりという調査結果が世間をにぎわせているが、実態はどうなのか。早速、見てみよう。
一人暮らしを始めて、炊事洗濯と忙しく過ごす日々。大学の授業に出て、仲間とおしゃべりしていたらあっという間に時間も過ぎていく。やがて一人暮らしに慣れてくると、親が毎日、家事を引き受けてくれていたありがたさが身に染みてくる。
そして、授業や部活、仲間との過ごし方など、毎日の生活がルーティン化してくると、夜、自宅に帰ってつけたテレビから流れてくる笑い声がむなしく響き、いつの間にか「寂しい」と感じることがあるかもしれない。
今回、大学生で一人暮らしをする人にアンケート調査を行ったところ、「今、恋人がいますか?」という問いに対して、60.9%の人に恋人がいないということが判明。
「答えたくない」「分からない」などと、ふたりの関係がハッキリとしないことをうかがわせる回答も10.4%という結果に。大学生で一人暮らしをしている人の28.7%しか恋人がいるという人がいないということから、最近のマスコミをにぎわしている調査と相違がないことが分かった。
これまで実家暮らしのときには、親がいろいろと世話をしてくれ、「お風呂に入りなさい」や「ご飯を食べなさい」などと口やかましく言われ、うっとうしいという気持ちになった人も多いだろう。個人差もあるだろうが、”寂しい”という感情を感じる機会が少なかったのではないだろうか。
そこで、現役学生に「恋人がいて良かったと思うこと」を自由に回答してもらったところ、
「寂しいときに電話ができる」
「つらいときに話を聞いてくれる」
「寂しくない」
「相手がいるおかげで楽しい」
「寂しいときに側にいてくれる。元気の源」
「心が安定する」
「普段あった何気ないことを気軽に話せる」
「つらいことがあってもお互いに支えあい、かけがえのない存在」
「落ち込んだときはいつも彼女が助けてくれる」
「頼りになる。安心できる」
などの声が寄せられた。
ほかにも、
「ゴキブリが出たとき、駆除しに来てくれた」
「体調を崩したときに来てくれた」
「風邪をひいたとき、看病してくれた」など、困ったときに助けてもらえたという声も。
一人暮らしを始めて、寂しいと感じたときに支えとなってくれるというのが意見のなかでは最も多かった。
実家暮らしの場合、恋人がいて家に呼んだとしても、親が留守でない限り、常に親の目が鋭く光っている。お茶やお菓子を手に持ち、恋人同士の間に鎮座して、「もういいでしょっ!」と声を荒らげるまで部屋に居座って話そうとする、強者の親もいるようだ。
しかし一人暮らしになれば、親の許可も不要。好きなときに家に呼ぶことができるし、泊まることができるのもメリットにあげる人が多かった。
具体的には
「親の許可なしで泊まることができる」
「たまに家に来て、一緒に生活をしてくれる」
「家によく遊びに来てくれるので寂しくない」
「料理が苦手な自分の代わりにご飯をつくってくれる」という幸せな声も。
理由は人それぞれだが、一人暮らしを始めてちょっと寂しい気持ちになったとしても、恋人がいれば、楽しい気持ちになれることが分かった。
大学生で一人暮らしをしている人のうち、半数以上の人に恋人がいないことが判明。
恋人がいることで、寂しいという気持ちが紛れるということが分かった。付き合うのが面倒だと思う人、今よりももっと楽しい時間を過ごしたいと思う人、さあ、あなたは恋人がいるほうが幸せ!?