自由気ままな大学生の一人暮らし。授業やアルバイトで忙しく過ごしているようだけど、いざ部屋に帰ったら何をしたらいいのか、時間を持て余す人もいるのでは……。じゃあ、みんな何をして過ごしているの? 料理や掃除などの家事? それとも読書や勉強? 気になる大学生の部屋での過ごし方を聞いてみた!
先輩大学生に「自宅で何をして過ごしている?」と聞いたところ、圧倒的な1位はやっぱり「テレビを見る」(60.4%)。"若者のテレビ離れ”なんていわれているけれど、なんだかんだ見てしまうのがテレビ。帰宅後すぐにテレビをつけるのが習慣になっている人は、しーんとする部屋のなかで、テレビから音が聞こえてくるだけでなんとなくホッとするはず。一人暮らしの相棒としても、毎日の情報収集源としても、テレビはやっぱり欠かせない存在のよう。
その次は、「携帯でメールやゲームをする」(34.5%)が続く。ゲームはもちろん、LINEやツイッター、Instagramなど、SNSでやりとりしたり、ニュースを見たりしていると、あっという間に時間が過ぎるもの。「気がつけば深夜1時……」そんな夜ふかしになってしまう人もいるはず。叱ってくれる人のいない一人暮らし、昼夜逆転の生活になってしまうと、モトに戻すのが大変なので注意したいところだ。
続いては「音楽を聴く」が3位。テレビと同様、”若者の音楽離れ”なんていわれているものの、実際には音楽を聴き、楽しんでいる人は多いよう。確かに好きな音楽が流れていると、それだけで気持ちがなごむもの。自分の部屋で音楽を聴いてリラックスしたり、しみじみと曲の世界観にひたれるのも、一人暮らしならではといえそう。
意外なのが、「ぼーっとする」(22.4%)と続くこと。何かをするのではなく、ぼーっとできるのは、時間に余裕のある大学生の特権。フリーコメントには「ぼーっとする、意識を失う」というちょっと心配(?)な過ごし方もあったが、ぼんやりすることで、ストレスが解消できたり、良いアイデアが浮かんだりすることも。がんばるだけが人生じゃない、思う存分ぼんやりして、来るべき”がんばりどき”に備えよう。
さらに「テレビ・パソコンでゲームをする」(21.5%)が続く。一人暮らしの場合、「大人になってまだゲームなの?」「いい加減にしなさい!」などと叱る親もいないので、思う存分、没頭できる。ただし、止める人がいないので、ハマりすぎると”廃人”になってしまう可能性も。「ゲームのやめどき」を身に付けるのも、一人暮らしには欠かせないスキルといえそうだ。
ゲームに続いて、「マンガを読む」(12.6%)、「DVDを見る」(11.2%)、「読書をする」(10.6%)とあげる人が多く、好きなマンガやDVD、本に触れて過ごしているのが分かる。「好きな作家の作品を一気に読む」「1日に3本続けて上映」なんてことができるのも、時間とスペースに余裕がある大学生だからこそ。また、サークルなどで交流ができた先輩・後輩や友だちと、本などの貸し借りする機会も増えるだろう。加えて、「マンガやDVD、本に触れると、幅広く知識が身につく」「就職活動に備えて今から本を読んでいる」なんて頑張り屋の人もいるようだ。
今までは趣味などをあげる人が多かったが、しっかり家事をする人もいる。「掃除・洗濯をする」(12%)、「料理をする」(11.9%)などだ。一人暮らしは放っておくと自堕落な生活に陥りがち。「あとで掃除しよう」とたかをくくっていると、いつの間にか頑固な汚れに変貌し、「落ちない……」なんて焦ることも。また、小まめにゴミ捨てをしないと、虫が湧いてしまうなんて恐怖の事態を招きかねない。めんどくさがらず、日々の”ちょい家事”を習慣にしたいところだ。
これまでは10〜20%以上の声が集まった比較的、多数派の家での過ごし方を紹介してきた。それでは、少数派はどんな過ごし方をしているのか。
「筋トレやヨガ、ストレッチなど室内でできる運動」(3.1%)
「ネイルや美容に関すること」(1.9%)
など、大学生のうちから、美容や健康に意識の高い過ごし方をしている人が。ほかにも、フリーコメントで見られたのが「寝る」と「勉強」「学校の課題をする」などだ。
勉強をするにしても、ぼーっとするにしても、時間と空間を自分の好きなように使えるのは、学生の一人暮らしだけ。ぜひ、悔いのないよう有意義に使ってほしい。