部屋選びのとき、間取りや家賃だけで決めていませんか?どんなに条件が良くても、風水的にNGな部屋には住みたくないもの。そこで、Dr.コパさんに運気を逃さない部屋づくりのコツを教えていただきました。
風水の基本は「採光」と「換気」。明るくて風通しがいい部屋は、風水的にも正解なのだ。「玄関は、不運をせき止め、幸運を呼び入れる大切な関所です。窓があると理想的ですが、難しい場合は幸運になる工夫をしましょう。気を遮ってしまうドアのリースや飾りはご法度。靴や遊び道具が散らかっていると不運が溜まりますから、なるべく物を置かないようにしてください」。やむを得ず物を置く場合は、週に一度、外に出して悪い気を一掃させるといいそうだ。また、採光や換気とともに重要なのが色づかい。「賃貸物件でもマットの色や観葉植物で、明るい玄関をつくり出せます。ピンク、黄色、ラベンダー、白を取り入れてください」
【お部屋づくりの風水的NGポイント 玄関編】
1. 鏡が玄関扉の真正面に置いてある
2. 必要以上に物で溢れている
3. ドアにリースや飾りをつける
「リビングはくつろぎの部屋」と思われがちだが、実はそうではない。「リビングは風水的には自分のアイデアや才能をつかさどる場所です。楽器や本など趣味の物を置いたり、仕事を頑張りたい人はPCや仕事に関連する物を並べておくといいですよ」。インテリア雑誌を真似したって自分らしさは出てこないもの。なりたい自分を表現した部屋づくりが大切なのだ。また、色づかいでは、「陰陽のバランスをとることが大事ですね。柄ものや暖色系は陽の気、無地や寒色系は陰の気をコントロールします。カーテンが柄ものならラグは無地にするなど、双方をバランスよく置いてください。白と緑は、陰でも陽でもない色なので、お好みでどうぞ。うまく取り入れて、明るさと広さを演出してください」
【お部屋づくりの風水的NGポイント リビング編】
1. 自分らしさが出てこない
2. 柄ものと無地のバランスが悪い
3. 狭くて暗い雰囲気が漂っているる
リビングが自分を活性化させる場所なら、寝室は風水的には落ち着くための空間。「寝室は、不運を吐き出して幸運を吸い込む大事な場所。趣味や仕事関連の物は置かず、ゆったりくつろげる空間づくりを心がけてください」。賃貸に多いワンルームや1Kなど、寝室とリビングが分かれていない間取りでは、ラグを敷いたり家具で仕切って「ゾーン分け」すればOKとのこと。「ベッドをピッタリ壁にくっつけると、気がうまく流れず、不運を吐き出しきれなくなります。ベッドは壁から、10~15cmほど離してください。ベッドの真上に『はり』があるのも、運気を断ち切ってしまうので良くないですね」。リビングと寝室をうまく分けて、リフレッシュできる空間づくりをしよう。
【お部屋づくりの風水的NGポイント 寝室編】
1. ベッドを壁にくっつけている
2. ベッドの真上に「はり」
3. 荷物が多くてゴチャゴチャ
「水に流す」という言葉があるように、水には悪い気を洗い流す作用があるもの。でも、それだけに風水的には不運が溜まりやすい場所でもあるのだ。「入浴後、浴槽に水を張っておくのは金運や健康運をはじめとするすべての運を逃します。特に、トイレは風水では健康をつかさどる場所ですから、換気をしっかりして、いつも清潔にしてください。色づかいでは、不運を鎮めるラベンダー色が必須です。ラベンダー色のマットやタオルを必ず置いてください。観葉植物も一緒に置くといいですね。もちろん、キッチンも同じです」。ちなみにキッチンは、金運を呼ぶ黄色を取り入れるのもいいそうだ。
【お部屋づくりの風水的NGポイント 水まわり編】
1. 入浴後の水をためておく
2. 緑とラベンダーは必須!
3. 汚いトイレは健康に×
恋愛や結婚の運気を上げるには南向きの部屋が効果的。南からの日が入らない部屋では、気分もパっとせず、モテ期も逃してしまうことにもなりかねない。「恋愛を成就させたいなら、南側に大きな窓のある部屋を選びましょう。部屋の中には恋愛に効く、ピンクを取り入れるといいですね。恋愛を成就させたら、緑や赤をプラスして取り入れると結婚運アップにつながります。行き先にあわせて服を替えるのと同じように、目指す自分に合わせた風水環境を整えてください」
気の流れはどこにでもあるもの、それを自分に合わせて上手に取り込めるかが、風水で成功をつかむ秘訣なのだ。
風水の基本は「採光」と「換気」。明るく、風通しをよくすることが運気UPの第一歩
玄関でよい運気を入れ、リビングはアイディアや才能を養い、寝室で不運を吐き出し幸運を吸い込むなど、各間取りの役割がある
恋愛や結婚の運気を上げるには南向きの部屋が効果的