住宅ローン、民間融資・公的融資・協調融資(【フラット35】)の違い/マイホーム購入マニュアル#21

公開日 2023年07月26日
住宅ローン、民間融資・公的融資・協調融資(【フラット35】)の違い/マイホーム購入マニュアル#21
住宅ローン、民間融資・公的融資・協調融資(【フラット35】)の違い/マイホーム購入マニュアル#21のイラスト

住宅ローンには大きく分けて民間融資、公的融資、協調融資という3つの種類がある。それぞれの特徴を確認しながら、自分に合った種類を選びたい。

自分に合った住宅ローンを見つけるために情報収集を

住宅ローンも、「情報収集」が成功のカギを握る

住宅ローンは民間ローンを中心に商品が豊富。自分に合う住宅ローンを見つけるためにも、金利差や付加サービス内容など、まずはいろいろ調べて情報収集をしておこう。よく使っているメインバンクはもちろん、住宅ローンに特化した専門会社、財形融資の受けられる勤務先や自治体など、利用できるローンを確認し、できればシミュレーションしてもらおう。

「住宅ローン情報」ページで最新情報を調べよう

「住宅ローンシミュレーション 」でシミュレーションしてみよう

銀行ローンを主体とする「民間融資」

銀行ローンは選択肢が豊富。条件に合わせて自由に選んで

住宅ローンといって一番に想像できるのが、各銀行による住宅ローン。所定の条件を満たす場合、店頭金利より低い金利が適用されるものなど、魅力的な商品が登場している。銀行以外にも、住宅ローン専門会社や生命保険会社などが取り扱う民間融資もある。

特徴的なサービスを売りにする住宅ローンもある

民間の住宅ローンは、各社で特徴的なサービスを売りにしている。例えば、手続きをすべてネット上で行うことで手数料などの諸費用を抑えたものや、自社や関連会社のサービスに連動してさまざまなメリットを受けられるものなどがある。普段の生活を振り返って、よく利用するサービスに連動したものがあるなら、利用を検討してもよいだろう。

民間ローンについてさらに詳しくチェック

「提携ローン」って何?

物件を扱う不動産会社が金融機関と提携し、その物件を購入する人のために提供する住宅ローンのこと。物件自体の審査が終わっているので、申し込み手続きが簡単で、審査スピードも比較的早い。また、優遇金利が適用されるケースもあるので、不動産会社に、提携ローンの有無や内容を確認しておこう。

自治体などの公的機関による「公的融資」

財形貯蓄を行っている人が借りられる財形融資

財形融資は、勤務先で財形貯蓄を1年以上行っていて、残高が50万円以上ある人が利用できる融資。借入時の金利は1%前後(5年固定)と比較的低く設定される傾向にあり、財形貯蓄額の10倍まで借り入れできる(最高4000万円)。民間融資や【フラット35】と併せて利用することも可能だ。財形貯蓄を行っている人は勤務先に確認してみよう。

制度の有無や内容もそれぞれ異なる自治体融資

都道府県や市町村が独自の融資制度を行っている場合もある。直接、自治体が融資を行うタイプのほかに、所定の金融機関での借り入れ利子を一定期間補給するタイプなど、内容も自治体によって異なる。制度がない自治体もあるので、まずは自宅や勤務先がある自治体に問い合わせてみよう。

民間融資と公的融資の中間に位置する「協調融資」

変わらない固定低金利が魅力の【フラット35】

【フラット35】は、住宅金融支援機構と民間金融機関との連携で行われる融資。借入時に決められた金利がずっと適用される「長期固定金利」が特長で、一定基準に適合する住宅の購入、建築に利用できる。窓口になるのは民間金融機関で、金融機関によって金利が異なる。なお、「省エネ性、耐震性、バリアフリー性、耐久・可変性」のいずれかについて優れた性能を有する住宅については、一定期間金利引き下げが受けられる「【フラット35】S」が利用できる。

長期固定金利住宅ローン【フラット35】

マイホーム購入マニュアル
  1. 2-1. 理想の暮らしから物件を選ぼう
  2. 不動産の種類とは。一戸建てvsマンション、新築vs中古のポイント
  3. 家の購入で迷ったら、「理想の暮らし」「譲れないポイント」を見直そう
  4. 2-2. 「買える金額」を見極めよう
  5. 家を買う時にかかる費用。住宅購入費以外の「諸費用」の内訳や目安など
  6. 年収からわかる住宅ローンの目安。無理なく月々支払える金額を見極めよう
  7. 家の購入予算を上げるには。住宅ローン、頭金、マネープランなどを解説
  8. 2-3. 信頼できる不動産会社の選び方
  9. 不動産会社の種類、取引形態(売主・販売代理・仲介)や物件タイプを解説
  10. 不動産会社との付き合い方。売買手続き、住宅ローン、エリアの相場など
  11. 2-4. マイホーム購入の基本ダンドリ
  12. 住宅購入の流れ。情報収集~購入後の確定申告までをポイント解説
  13. 新築マンション購入の流れ。情報収集~購入後の確定申告までをポイント解説
  14. 新築一戸建て購入の流れ。建売住宅と注文住宅の違いも解説
  15. 中古マンション・中古一戸建ての購入の流れ
  16. 中古住宅を購入してリフォームする流れ。同時進行のコツや物件選びなど
  17. 2-5. 物件情報収集のポイント
  18. 不動産の情報収集のコツ。不動産情報サイトで検索をうまく使おう
  19. 物件探しからの問い合わせ・資料請求・内見申し込みの流れ
  20. 不動産取引価格情報検索で、実際の売買価格を調べよう
  21. 2-6. マンション、戸建て等の物件&現地見学のポイント
  22. 物件(モデルルーム)見学のチェックポイント。服装・持ち物なども解説
  23. 物件(モデルルーム)見学、間取り・設備・敷地のチェックポイント
  24. 物件(モデルルーム)見学、周辺環境でチェックすべきポイント解説
  25. 物件(モデルルーム)見学のチェックポイントを物件タイプ別に解説
  26. 物件(モデルルーム)見学後の仮押さえ、売買条件交渉などの流れ
  27. 2-7. 住宅・家購入におけるローンの選び方・基礎知識
  28. 住宅ローン、民間融資・公的融資・協調融資(【フラット35】)の違い
  29. 住宅ローンの金利タイプとは?固定金利型、変動型、固定期間選択型を解説
  30. 住宅ローンの返済額は金利タイプ、返済期間、返済方法で変わる
  31. 住宅ローンの事前審査・本審査の必要書類と契約までの流れ
  32. 住宅ローン控除とは。適用条件、期間、控除金額の上限など
  33. 2-8. 申し込みから契約までの流れ
  34. 売買契約の準備と売買契約書の確認ポイントとは
  35. 重要事項証明書で事前に確認すべきポイント
  36. 物件購入の申し込み(購入予約)とは。キャンセルはできる?
  37. 2-9. 内覧会から入居までの流れ
  38. 入居後に不具合がわかったらどうする?トラブル防止のポイント
  39. 住宅の引き渡しから入居までの流れや注意点とは
  40. 内覧会のチェックポイント・流れ・持ち物とは
新築マンションを探す
中古マンションを探す
新築一戸建てを探す
中古一戸建てを探す
土地を探す
注文住宅の会社を探す
ハウスメーカーを探す
工務店を探す
リフォーム会社を探す
売却査定する
賃貸物件を探す
カウンターで相談する
引越し見積もりをする
関連する最新記事を見る
住みたいエリアや購入価格からマンション・一戸建てを探そう!
住まいの種類
住みたいエリア
  • エリア
  • 都道府県
  • 市区郡
購入価格

お役立ち講座・個別相談のご案内無料

住まい選びで「気になること」は、人それぞれ。スーモカウンターのアドバイザーは、新築マンション選びと会社選びをサポートします。講座や個別相談を通じて、よかった!と思える安心の住まい選びをお手伝いします。
カウンターアドバイザー

住み替えサポートサービス

ページトップへ戻る