


他の鉄道に比べ、運賃が高いわりに運行本数の少ない北総線。例えば、東松戸駅から日本橋駅に行く場合、北総線では800円かかるのに対し、JR武蔵野線と地下鉄東西線を乗り継ぐルートだと、たったの480円。しかも、所要時間はどちらも40分程度と大差ない。
この北総線の運賃の高さの原因は、利用客数が当初の予想に比べてガクンと減少してしまったことにある。そもそも、この路線は東京のベッドタウンとして千葉に人が集まることを見込んで建設がはじまったのだが、オイルショックやバブル崩壊、千葉ニュータウンの開発遅れなどの影響をもろに受け、利用客数が予想よりも大幅に減少。そのため、他の私鉄に比べて2倍前後の運賃でやりくりせざるをえなくなってしまったのである。近年のマンション建設のおかげで利用客は増加してきたものの、まだまだ利用客不足というのが現状だ。
運賃は高い、運行本数はピーク時でも毎時3本・・・。そんな二重苦を抱える北総線の希望の光が、2010年開業予定の成田新高速鉄道だ。成田空港まで直結のこの路線は、今のところ東松戸は通過する予定だが、停車するよう働きかける運動が活発に行われている。もし、成田新高速鉄道が停車することになれば、利用客の増加が期待できる上、運賃の値下げをすることも夢ではない。なによりも、どんどんと人が増えて発展していくことが楽しみだ。
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